#1
第一景:雄淵釣台(ウンヨンジョデ)

茁浦(チュルポ)から始まり熊淵(コムソ)を通る西海の風情。 熊淵湾に浮かぶ漁船と夜の海に浮かぶ船の灯火が壮観をなし、釣竿を持った漁師が淸凉歌(漁師歌)を歌う景色により第一景に選ばれた。

雄淵釣台(ウンヨンジョデ)
#2
第二景:直沼瀑布(チクソポッポ、滝)

内辺山の最中心部にある直沼瀑布(滝)は辺山の中でも一番の見所とされており、昔から「直沼滝と中溪渓谷の絶景を見ずに辺山を語ることはできない」と言い伝えられている。

直沼瀑布(チクソポッポ、滝)
#3
第三景:蘇寺暮鐘(ソサモジョン)

観音峰の麓に位置し熊淵湾の蒼い海を見下ろす由緒ある古刹、來蘇(ネソ)寺。 敷地内には一抱え余りの樹木が鬱蒼としており、夕暮れの闇を切り裂くように静かな山寺に響き渡る鐘の音が幻想的な雰囲気を醸し出すことから第三景に選ばれた。

蘇寺暮鐘(ソサモジョン)
#4
第四景:月明霧靄(ウォルミョンムエ)

明岩から眺める辺山の雲海。月明岩の向こうから昇る月も素晴らしいが、早朝の日の出とともに峰々に立ち込んでいく霧と、まるで踊っているかのような雲海の景色もまた格別である。

月明霧靄(ウォルミョンムエ)
#5
第五景:西海落照(夕暮れ頃の西海)

昔から落山の日の出と西海の落照は秘景と挙げられてきた。辺山の落照台に上ると遠く西海に点々と浮かぶ古群山島や蝟島の島々を一望することができる。情熱を燃やし尽くした火の玉が真紅に染まった海の中へと落ちていく景色は壮観である。

西海落照(夕暮れ頃の西海)
#6
第六景:彩石帆舟(チェソクボムジュ)

幾星霜の時を波に侵食され続けた岩は、やがて美しいフォルムの海食崖となり、さらに侵食が進み洞窟となった。大自然の秘密が秘められた神秘な彩石江は外辺山一の景観である。

彩石帆舟(チェソクボムジュ)
#7
第七景:止浦神景(チポシンギョン)

/辺山八景のうち七景とされる止浦神景は、止浦キム・グ(金坵)先生の墓域から見渡せる大小の峰が連なることから稜線の風景と言われる。または、止浦から始まり双線峰に登りながら振り向いたときの西海の風景とも言う。

止浦神景(チポシンギョン)
#8
第八景:開岩(ケアム)古跡

開岩寺は辺山の象徴とされるウルグム岩の麓に位置する由緒ある古刹として、長い歴史と燦爛たる文化が秘められている。 かつては百済の流民により行われた百済復興運動の本拠地でもあり、ウルグム岩の威容と周留城の跡は奥ゆかしい歴史の魅力漂う場所である。

開岩(ケアム)古跡